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お店の経営は安定しているか?簡単にわかる経営安全率(安全余裕率)

お店の経営は安定しているか?簡単にわかる経営安全率(安全余裕率)小売業の計数中級編
お店の経営は安定しているか?簡単にわかる経営安全率(安全余裕率)

経営安全率は損益分岐点売上高と一緒に用いられることが多く、損益分岐点売上高に対してどの程度余裕があるのかを計る指標です。安全余裕率は経営安全率と表裏一体となっており、片方を求めることでもう片方の数値を知ることができます。

経営安全率(安全余裕率)の意味や計算方法を知っておくことで、自社や自店の経営にどの程度余裕があるのかを計ることができます。

今回の記事では経営安全率に関して以下の4点を解説します。

今回の記事のポイント
  • 経営安全率とは
  • 経営安全率の計算方法
  • 経営安全率の目安
  • 安全余裕率との違い

今回の執筆者の経歴です。

執筆者の経歴
  • 大手小売業3社で店長やスーパーバイザーを経験
  • 社員研修や新人店長育成経験あり
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経営安全率とは

経営安全率とは、企業や店舗の経営安定性やリスクへの耐性を示す指標の一つであり、各企業や各店舗の収益力や財務の状態などを考慮して計算されます。

小売業では主に粗利高(売買差益)と固定費(人件費や地代家賃など)がイコールとなる売上(損益分岐点売上高)からどのくらい余裕をもって経営できているかの割合を示すものです。

お店の経営は安定しているか?簡単にわかる経営安全率(安全余裕率):経営安全率とは
お店の経営は安定しているか?簡単にわかる経営安全率(安全余裕率):経営安全率とは

経営安全率の求め方

経営安全率は下記の計算式で求められます。

(1-損益分岐点売上高÷売上高)×100=経営安全率

売上高が100万円で損益分岐点売上高も100万円の場合は

(1-100÷100)×100=0

経営安全率は0%となります。

これは、粗利=固定費の状態で全く経営に余裕がない状態です。

少しでも売り上げが下がれば即、赤字となります。

売上高125万円で損益分岐点売上高が100万円であれば

(1-100÷125)×100=20

経営安全率は20%ということなります。

これはつまり売上が20%減っても赤字にならないくらいの余裕があるということです。

経営安全率の目安とアップル社の経営安全率

下の表は経営安全率の目安です。

お店の経営は安定しているか?簡単にわかる経営安全率(安全余裕率)

日本企業の平均は10~20%未満です。経営安全率が20%を超えている企業は平均以上の収益力のある企業と言えます。

ちなみに米国のアップル社は経営安全率が60%を超えており、ケタ違いの収益力と言えます。

出典:アップル社

経営安全率の活用方法

経営安全率は、自社や自店舗の置かれている状況を客観的に判断するのに必要です。

日本企業平均の10~20%を下回っていれば収益力の改善が必要かもしれません。

平均を下回っている場合は仕事の効率化を行えないか、人件費が適正化などを考える必要があります。

一方で、経営安全率が20%を超えている場合は、余剰資金を従業員のES(従業員満足度)の向上や企業規模拡大のための投資に回したり、将来の計画に備えて内部保留しておくなどができます。

このような、判断をする基準として経営安全率を用いることができます。

安全余裕率との違い

安全余裕率と経営安全率は同義です。

経営における指標や用語は、文化や業界によって異なる場合があります。また、特定の経済学や経営学の理論やモデルに基づいて、異なる用語が提案されることもあります。

具体的に言えば、経営安全率や安全余裕率という用語は、異なる文献や研究で使用され、それぞれが異なる背景や文脈に基づいて使われている可能性があります。

さらに、言語や用語の変遷やニュアンスの違いも存在します。同じ意味を持つ単語や用語でも、地域や時代によって微妙な違いが生じることがあります。

まとめ

経営安全率を平均的な指標や、多店舗などと比較することにより自店や自社のするべき課題が見えてくるかもしれません。

しかし、何よりも大切なのは経営安全率の目安を自社や自店で決めることです。

自社や自店の経営安全率の目安が明確になることで、経営に対してどのようなアプローチをすれば良いのかが明確になります。

経営安全率を理解して、適切に活用でいるようにしましょう。