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部活は就職活動に有利なのか|ポイントを回答例付きで解説

部活は就職活動で有利なのか|回答例付きで解説転職・就職活動
部活は就職活動で有利なのか|回答例付きで解説

部活には体育会系の部活や文化系の部活がありますが、面接時に学生の部活に関する話を面接者はどのような心境で聞いているのでしょうか。部活はアピール材料になるのか。また、部活をしていないことは面接に不利に働くのでしょうか。

私は大手小売店の店長時代に、既存店や新店の採用面接で年間100名を超える採用面接をしてきました。

面接をした方の中には高校生や大学生などの学生も多くおり、部活に関してお話を聞く機会も多くありました。

部活をしていることを上手にアピールできている方がいる一方で、アピールが苦手な方も多かった印象です。

表現力や言葉で説明するスキルは社会と関わる上で重要なスキルです。

この記事では、部活をしている人もしていない人も、これまでの経験を就職活動等に生かせるように以下の4点を解説しています。

今回の記事のポイント
  1. 部活に関して質問をする意図
  2. 部活は面接時に有利か
  3. 部活のアピールポイント
  4. 部活をしていない時の回答例

今回の記事を最後まで読んでアピール下手を卒業し、面接時に自分の経験をしっかりアピールできるようになりましょう。

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部活に関して質問をする意図

部活は就職活動に有利なのか|ポイントを回答例付きで解説
部活は就職活動に有利なのか|ポイントを回答例付きで解説:部活に関して質問をする意図

面接をする側としては、応募者が企業文化や所属する組織に適切な人材なのかを判断するために、履歴書に書かれていない部分に関してもできるだけ知りたいと考えています。

部活に関して質問をするということは、その質問を通して人事担当者が知りたいことがあるからです。

そのため人事担当者の意図を汲んだ回答をすることで、面接時の印象をよくすることができます。

価値観を知りたい

部活をする理由は人それぞれ、「チームで目標を達成することにやりがいを感じる」「個人で目標を達成することにやりがいを感じる」「夢がある」「親に言われて」「その分野が好きだから」など。

そして、どのようなスタンスでその部活に取り組んでいるか、どのようなポジションなのか、部活を通して得たこと、など部活に関するさまざまな話を聞くことで、履歴書には表れないその人の価値観を知ることができます。

また、どのような切り口で回答をするのかなど質問自体への「答え方」で論理性などの知性もある程度知ることができます。

主体性があるか受動的か

部活をしていく中で、周りの部員や指導者との関係性や個人やチームの能力向上など考えなければいけない課題はたくさんあります。自分で考えて主体的に行動できる方なのか、受け身なのかなどは質問への回答の節々に意外に現れるものです。

面接をする側としては、応募者を採用したときに、会社や組織にどのように貢献してもらえるかを判断する材料となります。

企業や採用するポジションによって主体性がどの程度必要になるかは変わりますが、あまりにアピール下手だと、「何も考えていない人」という印象を与えかねません。

部活をしていない理由を知りたい

学生時代に部活をしていなかったり途中で退部した場合は、その空いた時間をどのようなことに使っていたのかを知ることで、その人となりを判断する材料にすることができます。

部活をしていない理由を説明する際も人事担当者が納得できる筋の通った説明をすることで、面接時の印象を良くすることができます。

部活をしていると面接に受かりやすいのか

率直に言って「部活をしていること自体」はほとんど面接に影響はありません。

ただし「部活を通して得た経験」は良いアピール材料となるため、適切にアピールできれば面接者に好印象を与えることができます。アピール材料の多さを考えると、部活をしていない人よりは部活をしている人のほうが有利と考えることができます。

部活をするにせよしないにせよ、面接時に筋の通った説明ができることが重要です。自分の経験を振り返り、これまで自分のしてきたことの背景を筋道立てて説明できるようにしておくことが、応募企業へ採用される近道になるでしょう。

部活別のアピールポイント

体育会系や文系それぞれの部活において、人事担当者が持ちやすい印象やアピールしやすいポイントがあります。そのような各部活の特性を生かしたアピールができるようにしておきましょう。

体育会系部活のアピールポイント

体育会系を一言で言っても、団体競技や個人競技など様々な種類のスポーツがあります。

それぞれどのようなポイントがアピールできるのでしょうか。

団体競技

サッカー・バスケットボール・ラグビー・バレーボール・野球などの団体競技で主にアピールできるポイントは以下の5つです。

ポイント
  1. 協調性
  2. チームマネジメント
  3. 忍耐力
  4. 体力
  5. 継続力
協調性

団体競技ほど協調性が必要な競技はありません。結果を出すためには自分だけではなく、チームメイトの特性なども把握した適切な動きが求められるからです。

それに加えて団体競技は部員数の多さから、日々の練習だけではなく合宿などにおいても集団行動をする機会が多くあります。

そこで培った協調性をアピールすることで人事担当者に良い印象を持ってもらうことができます。

【アピール例】

練習の休憩時間に部員がスムーズに水分補給をできるように、紙コップの数や各部員の好みを把握して、効率よく飲み物を渡せるようにしました。

チームマネジメント

主将などリーダー的なポジションにいた方はその経験をアピールすることができます。マネジメントができる人材は世の中に多くはありません。したがって面接時には大きなアピールポイントになります。

【アピール例】

チームのパフォーマンスを最大化するためには、チームメイトのコンディション管理をすることが重要だと感じていました。挨拶で元気がないな、と感じたら「どうした?元気ないね」などと声をかけて、部員の持つ不安感を解消するよう努めました。

忍耐力

企業に務めると、時には理不尽なことを上司から言われることもあったり、部活や学生時代のコミュニティと比べて多種多様な人と関わる機会が多くなります。

仕事をするうえでは困難に面することや、すぐに成果の出ないことが多くあるため、忍耐力の高い人材は重宝されます。体育会系の部活の練習は心身ともに忍耐を求められることが多く、それを耐えられる方は忍耐力のある人材としてアピールできます。

【アピール例】

結果につなげるためには、日々の練習が大切だと感じていました。毎日走り込み〇mを〇本行い、身体能力の向上に努めました。コツコツやることで成果につながったと感じています。

体力

体育会系でアピールできるポイントに「体力」があります。仕事をする中で「体力」や「健康」は重要です。

仕事をしていると、急な欠勤や休職で現場が相応の負担を請け負うことが少なくありません。

実は、欠勤や休職をしないというスキルは現場のおいて重要なスキルです。

従って、「体力」や「健康」は採用する上で重要な選考のポイントになります。人事担当者が直接聞きづらいことなので、応募者からこのような話が聞き出せると印象が良くなります。

【アピール例】

合宿で走り込みなどをしてきたので、体力には自信があります!風邪をひいても年1回くらいです。

継続力

部活で成果を出すためには継続が必要であることは人事担当者もわかっています。

継続して成果につながった実績をアピールすることで、印象を良くすることができます。

【アピール例:バスケットボール】

競合やライバルとの差がチームプレイにあると感じたので、夏の合宿でチームプレイの強化に取り組みました。強豪を分析してパスワークの見直しを行うことで、試合で勝つことが(負けてはしまったが前回よりも健闘)できました。

個人競技

個人競技には柔道などの武道や卓球、テニス、陸上、スイミング、体操などがあります。

個人競技でアピールできるポイントは以下の3点です。

ポイント
  1. 自己管理能力
  2. 忍耐力・体力
  3. 責任感
自己管理能力

個人競技は団体競技と比べて、個人の能力が結果に反映されやすいです。

団体競技であればチームメイトのサポートを期待することができますが、個人競技にはそれがほとんどありません。

陸上のタイムアップや柔道などクラス分けされている競技の体重管理、勝つための筋力トレーニングや技術の反復練習など、自己管理を行い計画的にスキル向上していくことで成果に結びついたことがアピールしやすいです。

【アピール例:陸上部】

勝つために、脚力の強化が課題と考えましたので、練習後週3回の筋トレを取り入れました。一定の重量まで増えたところで、タイムが頭打ちになったので、そこからはフォームの見直してタイムの変化を観察しました。

忍耐力・体力

忍耐力や体力がアピールできるのは個人競技も同じです。運動部であること自体がアピールになりますので前向きに話せるよう心がけましょう。

責任感

個人競技はほとんどがそのときの自分のコンディションで勝敗が決まります。言い訳の余地がないからこそ、自分自身を内省できることをアピールするチャンスがあります。

【アピール例】

過去の試合中に「勝てる」と思った瞬間に気が緩んで、逆転負けをしたことが悔しく、また大変反省しました。

一瞬の気の緩みが不本意な結果につながることを反省したので、今では最後に結果が出るまでは気を抜かないよう自分に言い聞かせて注意するようになりました。

文化系部活のアピールポイント

部活というと、サッカーや野球などメジャーなスポーツが持て囃されやすい印象がありますが、文化系の部活にもアピールできるポイントはあります。

文化系部活がアピールできるポイントは以下の○つ。

ポイント
  1. 専門性
  2. 創造力
  3. フラットな人間関係

専門性

美術、音楽、写真など、実際に部活の中で培ってきた技術をアピールするのは大きなメリットです。

採用側は新入社員を即戦力とは考えていません。そのため、即戦力としてアピールできるポイントがあれば採用面接時の強みとしてアピールすることができます。

例えば楽器をやっていたなら、音楽系の企業の面接時には強みとしてアピールできます。

写真やイラスト等もそれを必要とする企業には即戦力としてアピールしやすくなります。

クリエイティビティに関しては資質が関係してくるため、社会人経験によらず適正に大きく左右されるスキルです。そのため、一定の実績がある場合は大きなメリットになります。大会や発表会等で実績がある時は、その過程を含めて適切にアピールするようにしましょう。

【アピール例】

バンドではギターをやっていました。音楽理論も学習して一通り学びました。まだまだ学習中ですが、演奏技術や音楽理論などはビギナーレベルであれば、教えることができます。

創造力

音楽は同じスケールを使っても多様なメロディを作ることができます。写真や絵画なども、ひとつの被写体の見方を多面的にとらえることによって、創意工夫した表現をすることができます。

このような、想像力を膨らませて物事を多面的に見られるスキルは仕事でも必要とされます。

多面的にアプローチするスキルは、競合との差別化を行うときに強みになります。常に競合に負けないサービスを提供しないと、シェアを奪われてしまうからです。また人との関わりあいにおいても、多面的に物事を見ることで、周りと良い関係を築けたり組織のパフォーマンス向上に貢献することができるでしょう。

クリエイティブなスキルは実務に生かせます。このようなスキルを持っている社会人は意外と多くはありません。多くの社会人は言われた仕事はできます。一方で、多面的に物事を見たり想像力を働かせた提案ができる方は多くありません。そのためこのようなスキルのある方は重宝される可能性があります。

【アピール例】

例えば紅葉は生命の移り変わりを感じるきっかけにもなりますし、観光などにより恋人や家族とのつながりを再認識するきっかけにもなります。物事は見方によって違った価値観を感じられることを実感した。そのため一つの価値観にこだわらずに、常に多面的に物事を判断することで、表現の幅が広がることを感じました。

フラットな人間関係

体育会系部活と比べて上下関係の厳しすぎない印象があるのは、文化系部活のメリットです。最近は社会的にパワハラや暴力などが問題になることが多く、企業側としてもパワハラなどの問題は起こってほしいとは思っていません。体育会系出身者は厳しい上下関係に耐える忍耐力のある方という印象を持たれやすい一方で、その厳しい上下関係に身をおいてきた経験から、相手や自分の部下や後輩にも同様の関係性を求めてしまうのではないかという心配もあります。理不尽への耐性がある一方で、知らず知らずのうちに相手にも自分の価値観を押し付けてしまうのではないかという懸念は人事担当者として不安材料となります。

その点、文化系部活はこのような印象を持たれにくいことが、アピールポイントになるでしょう。フラットな人間関係を築けてきたことをアピールできれば、年上とだけではなく年下や様々な性格の方と良好な人間関係を築ける人という印象を人事担当者に持ってもらうことができます。

先輩後輩と相談や意見を出し合いながら、作品を制作した経験は上手に説明できるようにまとめておきましょう。

【アピール例】

部員の皆さんと意見交換することで、自分一人では作れないような良い作品を作ることができました(自分の作る作品に良い影響を受けることができました)。

意見がぶつかったときは、目指す方向性や良い点悪い点を話し合うことで落としどころを見つけることができました。

先輩後輩はありましたが、お互いの立場を尊重して意見交換ができたことは良い経験になりました。意見交換をする上では相手の立場を尊重することが大切だと思いました。

部活に入っていないときはどうすればよいか

部活に入っていないと面接にマイナスかというとそうではありません。入らなかった理由に筋が通っていることが重要です。嘘は絶対にいけませんし面接官に見抜かれます。言葉足らずにならないようにしっかり説明できるようにしておきましょう。

説明のポイントは以下の〇点です。

ポイント
  1. 部活の代わりにしていたことを率直に回答する
  2. 大切にしていた価値観や得られたことを説明する

部活の代わりにしていたことを率直に回答する

部活をしなかった理由は人それぞれです。家庭の手伝い、友達と遊びたい、ゲームをしたいetc…

面接時に部活をしなかった理由を聞かれても、納得感のある理由があれば部活をしていなかったことがマイナスにはなりません。

例えば

  • 両親が仕事をしていたので家で弟妹の面倒を見ていた
  • 両親の家事の手伝いをしていた
  • 友達と遊んでいた
  • ゲームをしたり漫画を読んでいた

嘘をついたり事実と反することを言っても、論理的に矛盾が生じたりして面接官にはすぐに見抜かれます。まずは率直に回答するようにしましょう。

大切にしていた価値観や得られたことを説明する

部活をしなかった理由が家庭の手伝いにせよ遊びにせよ、面接で理由を説明する際は背景にある自分の価値観を一緒に説明することで、面接官に自分の人となりが伝わりやすくなります。

例えば、家庭の手伝いをしていた場合は、背景に家族との時間を大切にしたいという価値観があるのではないでしょうか。

【アピール例①】

家で家族の手伝いをしていました。自分が仕事をし始めると、家族と一緒に過ごす時間が今よりも減ると考えたので、できるときに家族と多く過ごす時間を取りたいと考えていました。

【アピール例②】

家で弟の面倒を見ていました。社会に出たら家族との接点が少なくなると考えています。宿題をしたり一緒に遊んだりして、弟の成長を見守ることが自分にとって優先順位が高いと考えました。

友達と遊んだり、ゲームに時間を使っていた経験も、背景にある価値観を説明できることが大切です。部活をすることで全ての学生が幸せになるわけではありません。部活よりも遊ぶことを優先するに至った背景を説明することが大切です。そしてそのような余暇時間を通して得られたことを説明できるようにしておきましょう。遊びなどを通して自分が成長できたことはないか振り返ってみましょう。

例えば

  • 仲の良い友達が帰宅部だったのでその友達との関係を優先した
  • ゲームや漫画が好きなので熱中しまくった

説明するときは、目的意識なくただ時間を浪費したという印象を与えないよう注意が必要です。

【アピール例①】

仲の良い友達とよく遊んでいたんですが、時の経つのも忘れて将来の夢を話したり面白かった話していました。共通の価値観を持つ人と一緒にいることで充実した時間を過ごすことができたので、○○も分野で人の役に立ちたいと考え、同じような価値観を持っている方と一緒に仕事をしたいと考えました。御社の提供しているサービスや企業理念である○○に共感したので…

【アピール例②】

部活には興味が沸かず、ひたすらゲームをしていたのですが、自分がこうやって楽しめるのはそのサービスを提供してくださる方がいるからということに気づきました。ゲームをすることで楽しく過ごすことができたので、同じように人の役に立ちたいと考え○○の分野で仕事をしたいと考えるようになりました。

まとめ

今回の記事では以下の4点について解説しました。

今回の記事のポイント
  1. 部活に関して質問をする意図
  2. 部活は面接時に有利か
  3. 部活のアピールポイント
  4. 部活をしていない時の回答例

部活をしているにせよしていないにせよ、面接では背景にある価値観を自分の言葉で説明できることが大切です。自分が何を大切にしているかを振り返って考えるようにしましょう。